趣旨:
第3回研究連絡会では、気候気象分野における「GPUコンピューティング」について取り上げる。CPU性能の伸び率の鈍化や国内スパコンセンターでのGPU搭載機の主流化、OpenACCなどのGPUあり・なし実行でのプログラム管理が容易なコーディング方法の充実等の流れを受け、国内の気候気象分野でも、GPU対応への取り組みが加速しようとしている。
本連絡会前半では、"GPU対応"の話を今回初めて耳にする方やモデルユーザーの方などを対象に、GPU対応の背景や動向と、コーディングの例について紹介する。会の後半では、すでにGPU対応に着手している方やこれから取り組みたい方を対象に、GPUプログラミングの詳細ノウハウと、いくつかのモデル開発グループでの取り組み、直面している課題等について紹介いただく予定である。
プログラム
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【GPU対応入門】
- 13:15〜13:35 「せまりくるGPU:GPU対応の背景と動向」 吉田 龍二(横浜国立大学)
- 13:35〜13:55 「GPU化によってまかなえる雲微物理モデルの計算コスト増加」 清木 達也(海洋研究開発機構) 13:55〜14:10(休憩)
- 14:10〜14:35「GPUプログラミングモデルの概要紹介」 丹 愛彦(NVIDIA)
- 14:35〜15:00 「SCALEのGPU対応の現状と課題」 西澤 誠也(理化学研究所)
- 15:00〜15:25「NICAMのGPU対応の現状と計画」 八代 尚(国立環境研究所)
- 15:25〜15:50 「気象庁全球モデルにおけるスペクトル変換過程のGPU対応について」 林田 和大(気象庁)
- 15:50〜16:15 自由討論・まとめ・関連学会等のお知らせ
【GPU対応実践】
共催
- 文部科学省委託事業「次世代計算基盤に係る調査研究」
(システム調査研究チーム アプリケーション調査グループ 気象気候分野)
世話人
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計算科学研究連絡会 世話人