趣旨
近年の計算科学・観測技術・計算機性能等の進展およびグリーンディール政策推進を背景に、欧米を中心に地球デジタルツイン(Digital earth)を構築する超大型プロジェクトが進められている。この流れは国内でも認識され、各プロジェクトにおいて独自に要素技術の展開が進められているものの、プロジェクトを越えた交流は少ないのが現状である。そこで本研究集会では、地球デジタルツインの重要構成要素であるデータプラットフォーム、社会とのインタフェース、モデル開発に焦点をあて、国内外の関連動向を気象・気候コミュニティと共有する。これまでの歴史を振り返りつつ今後の方向性について自由な議論を行い、将来的な連携の萌芽となることを目指す。
プログラム
- 12:30-12:35 「趣旨説明」 小玉知央(海洋研究開発機構)
- 12:35-13:00 「海洋における"Digital Twins"の動向」 古恵 亮(海洋研究開発機構)
- 13:00-13:25 「未来の学術振興構想『大気水圏科学データの蓄積・解析基盤形成』」 榎本 剛(京大防災研)
- 13:25-13:50 「第4期DIASプロジェクトにおけるオープンプラットフォーム構想について」 石川洋一(海洋研究開発機構)
- 13:50-14:15 「クラウド技術を活用したデータ利用環境の構築」 武藤大介(気象庁)
- 14:15-14:30 休憩
- 14:30-14:55 「JST COI-NEXT ClimCOREにおける気象データの産学官連携に向けて」 隈 健一(東大先端研)
- 14:55-15:20 「陸域水循環シミュレーションシステムToday's Earthの開発と防災利用」 芳村 圭(東大生産研)
- 15:20-15:35 「モデル共通基盤ライブラリCBLEAM活動のこれまでと今後」 西澤誠也(理化学研究所)
- 15:35-15:50 「これまでの歴史と今後の展望」 林 祥介(神戸大CPS)
- 15:50-16:00 休憩
- 16:00-16:45 「議論」 司会:八代 尚(国立環境研究所)
- 16:45-16:50 「まとめ」河宮未知生(海洋研究開発機構)
デジタルツイン
データプラットフォーム
社会とのインタフェース
モデル開発
主催・共催
- 主催:日本気象学会 計算科学研究連絡会
- 共催:神戸大学 理学研究科附属惑星科学研究センター(CPS)
- 共催:理化学研究所 計算科学研究センター(R-CCS)
後援
- 一般財団法人 高度情報科学技術研究機構